『出し切る』>『抑える』

心を整える

突然ですが、みなさんは、『文化祭』と聞いて、

どんな思い出がありますか??

私が勤める学校では、今週末に2年ぶりの

文化祭を予定しています。

コロナ禍で中止に次ぐ中止で、

高校3年生にとっては

高校生活最初で最後の文化祭です。

今の高校3年生は、2年前、私が今の学校で

勤め始めた時に初めて教えた学年です。

おととし、去年と文化祭が出来なくて

落胆する表情を見てきました。

だから今年、時間短縮な文化祭でありつつも

まずは『開催される』ということが

ものすごく嬉しくて、嬉しくて、

全力で楽しんで欲しいな

願うばかりなのです。

そして思ったのが『全力で楽しむ』ことを

高校時代の文化祭で私は出来ていなかったな、

ということでした。

それなりに、楽しく過ごせていた気もします。

吹奏楽部で、主に居場所は音楽室。

クラスの企画にはそこまで関わらず、

中夜祭や後夜祭を催していた体育館にも行かずに

といっても、家に帰るでもなく、

部活仲間と音楽室で雑談していた記憶があります。

常に、中心地(盛り上がりまくる人たち)を

一定の距離を置いて傍観しているようなタイプでした。

どこにいても、それに善し悪しはありません。

でも今、教師となった自分が、

もし、過去の私に対して一言いうなら

『もう少し動けばいいのに!もったいない!』

声をかけるように思います。

もちろん、賑やかな場所が苦手な生徒もいるので

そういうタイプの子を無理強いして

大勢のいる場所に引っ張るつもりはありません。

でも過去の私の場合は『苦手で行けない』という

タイプというよりかは、いわゆる「省エネ系」で

全力で楽しむのではなく、どこか冷めていて

エネルギーの出し惜しみをするタイプでした。

だから、もったいない!

そう思うのです。

大学に入って、ボランティア団体に入って

目の前のことに全力を出し切ることの

充足感を知ってから、変わったように思います。

何事もガッツリやった方が気持ちが良いんだから

とことんやってやろう!と思えるようになりました。

(その方が夜に飲むお酒が美味しいことも知りました)

踊る阿呆に見る阿呆 同じ阿呆なら踊らにゃ損、損♪

という言葉がありますが、

まさに楽しそうにしている人たちを

ただただ、眺めているだけの自分から

踊ってみようと思える自分となったのです。

で、ここからが重要なのですが・・・

『踊るにしても、自分の力をまだまだ

 出し惜しみしてないか?』

という自問自答をぶつけると、

微妙な答えが返ってきます。

まだまだ出来る気がする。

と思うところがあるのに、

『明日があるから力をセーブしよう』とかいって

すぐ力を出し惜しみしようとする

省エネ系の自分が残っているのです。

38歳の私が18歳の私に

もっと動けばいいのに!もったいない!』と

言いたくなっているのと同様、

今度は20年後の私が今の私に

同様の言葉を掛けたくなるような

そんな、力の出し惜しみをする『今』を

過ごしたくないなと単純に思ったのです。

それは文化祭のようなイベントではなく、

日々生きていく中での話ですが、

それなりにしか動けなければ、

それなりの生き方にしかならない

と、感じます。

1週間は7日間、

1日は24時間、

1時間は60分。

平等に与えられた時間の中で、

力の出し具合は人によって異なります。

だからこそ、明日はどう過ごしましょうか♪

皆様にとっても、今日のこのブログが

何かのヒントになれば幸いです。

今日もご覧頂きましてありがとうございました!

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