飢餓に苦しむ人は、地球上におよそ8億人いるといわれています。
世界の全人口の9人に一人の割合で栄養不足の状態が続き、命を落とす子供や健康に生きることができない大人がたくさんいるのです。
開発途上国では、栄養不良率が人口の12.9%に達しており、就学学齢の子供6600万人が、空腹のまま学校に通っているといわれています。
2030年までに飢餓を終わらせるためには、一年中安全で栄養のある食料を十分に得られるようにする必要があり、持続可能な農業(そのための生態系の保護、肥沃な大地の維持など)が必要不可欠です。
これに対して、世界の全人口の20%に満たない工業先進国で、世界の穀物の約40%を使っているといわれています。(人間の食糧と家畜の飼料のため)
肉食が増えると、家畜の飼料も増え、穀物の行き先に偏りが出ることで飢餓人口が減らない要因があるのだとしたら、私たちのタンパク質源の摂り方も工夫が必要だといえそうです。
目標②について考えたこと
私は、日本で生まれて日本で暮らして何不自由ない生活をさせてもらっている中で、毎日の食卓に『肉』や『魚』などの動物性たんぱく質が並ぶことが当然のように感じている側面がありました。
しかし、目標2の問題について調べたり考えたりしていく中で、毎日のメニューを動物性たんぱく質を減らすのもSDGsを叶える1つの方法だと思い至りました。
世界の飢えに苦しむ8億人の人たちは、1日にあと150gの穀物があれば助かるといわれている中で、その貴重な穀物を家畜用の飼料で消費していること、しかも日本はその98%が輸入してきていることが分かりました。
もちろん、生きていくために必要なカロリーの摂取は大切なことですし、動植物の命を頂きながら生き続けていくことは今後も確実なことです。
ただし、むやみやたらに『必要以上の』命を奪うことは反対です。
食べ残すことを前提とした、何分以内にこの量(もしくは激辛○○など)を食べきったら無料!みたいな企画は出来ればなくなっていって欲しいと思いますし、大食い・早食い企画で食べ物が粗末に扱われているものも、私としてはまだそこに面白さを見出せずにいます。
だからこそ、少なくとも私は、お米1粒でも大切にすることを大切に料理教室を運営していこうと思うのです。
生きるのに必要な量以上の食糧の消費や、食品ロス問題とも絡めて、日々の生活の1つ1つの取り組みを改善していきたいと感じます。
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