エシカル消費をして地球を整えよう③

環境を整える

生産者から消費者までのつながりに気づき、思いを馳せることで改めて『消費の仕方』について考え、買うものを選び使う、エシカル消費
私たちが買うものを選択し、どのように消費するかで世界の在り方も変わっていきます。

SDGsの17の目標の1つに『つくる責任 つかう責任』というものがありますが、エシカル消費のコツを知って、地球のため、そしてゆくゆくは自分の老後や次世代のこどもたちのために、生活を整えていきませんか?

エシカル消費の6つの方法

  1. フェアトレード商品を選ぶ
  2. 寄付つき商品を選ぶ
  3. オーガニック商品を選ぶ
  4. 省エネの工夫
  5. 認証ラベルがついた商品を選ぶ
  6. 生産者さんを応援する商品を選ぶ
ちょこ
ちょこ

寄付つき商品については
前回読んでチョコを買ったニャ!

いえ、チョコを買ったのは、あなたの飼い主です。

『オーガニック』という言葉を耳にする機会は数年前と比べて増えたように感じますが、みなさんはいかがですか?

なんとなく良いイメージな、でもお高い・・・と、フワッとした認識だったのですが、いろいろ調べていくうちになるほど!と思ったこともあったので、書きます。

ということで、今回はオーガニックとはそもそもどんなものか、そしてオススメ商品を紹介します♪

3.オーガニック商品を選ぶ

農薬や化学肥料を使わないで栽培されたものが、オーガニック(有機)商品と呼ばれ、オーガニックコットンで出来たタオルや洋服、有機栽培による野菜はくだものなど、いろいろなものが流通しています。

ちょこ
ちょこ

農薬や化学肥料を使わない?

どんなことが良い二ャ!?

農薬や化学肥料は、メリットもあればデメリットもあります。

メリットは、農薬のおかげで、農作物を虫害や病気などから守れるため、より多く収穫できるため生産性が上がること。

化学肥料は土に溶けやすいため、畑に撒いてから土壌を良い状態にするのに時間がかからないことなどが挙げられます。入手しやすく、においやガスが発生しないという点から、生産者さんが扱いやすいというのもメリットの1つです。

デメリットは、この化学肥料の種類によっては、石油や鉱物などが使われているものもあることです。これらが土に溶けだし、水になって川や海に流れていくことで水質汚染につながる可能性もあります。

また、鶏糞や米ぬかなどの有機肥料は、土の中の微生物たちを増殖させることで土壌を元気にしますが、化学肥料は微生物をダメにしてしまうともいわれています。

農薬や化学肥料を正しく使い、自然環境に影響を与えないようにしている生産者さんもたくさんいるため、やみくもに否定されるべきものではないと思います。

ただ、それらの使い方によっては、生産する方々の健康も、畑など生産地域の環境も、そして私たち消費者の健康を害することにもつながってくるのです。

そういったことを踏まえて、有機栽培された農作物を選ぶということは、まさにエシカル消費だと言えます。

『体にも環境にも優しく安心して消費できる』ということにつながってくるからです。

ただ、有機肥料で農作物を育てる場合の、手間や労力などは消費者の私は計り知れません。本当に感謝です。

生産量やスピード、労力の多さなどを考えると、化学肥料や農薬を使った野菜と比べて、有機野菜の値段が高いイメージがあるのも理解できます。

目の前の有機野菜やオーガニック製品が、どのような過程を経て作られてきたか知ることで、納得の値段(むしろ良心的な値段なものもある)だと感じるようになります♪

ちょこ
ちょこ

オーガニック商品って
どうしたら分かるかニャ?

そう、有機(オーガニック)商品の認証ラベルには、たくさんの種類があります。
あらゆる基準が定められており、それをクリアした農産物や畜産物、加工食品などに認証ラベルがつけられます。
したがって私たち消費者は、それを見ると一目瞭然で分かるようになっています。

有機JASマーク

  • 農薬や化学肥料を2年以上使用していない田畑で栽培するする。
  • 遺伝子組換え技術を使用しない。
  • 栽培期間中も禁止された農薬や化学肥料は使用せず、有機飼料を使用する。
  • アニマルウェルフェア(動物の福祉)に配慮する。

上記の基準は一部ですが、これらを満たした事業者に有機JASマークが付与されます。

ちなみにこれは日本固有の認証制度ですが、世界にはどんな認証ラベルがあるか調べてみました。

ヨーロッパ諸国の認証ラベルがオシャレ率が高いのに感心しつつ、オーガニックコットンの認証ラベルを発見したので紹介します。

GOTS認証

GOTS the leading organic textile standard – GOTS (global-standard.org)ホームページより(日本語翻訳)引用

コットンを作るための「綿花」には大量の農薬が使われているだけでなく、その綿花を栽培する途上国の人たちの生活が犠牲になっていることも問題視されています。健康被害や労働問題です。

SDGs17の目標について書いた記事でも取り上げましたが、日本で安く買える綿製品の裏には、途上国の子供たちが学校にも行けず、綿花栽培や加工・縫製工場の労働者として働く生産事情があります。

オーガニックコットンなどの有機栽培による繊維が使われ、途上国の子どもたちや地球環境に優しいことが認められた商品だということが分かる『GOTS認証ラベル』のものを購入することが、エシカル消費の1つになると言えます。

日常的に使うタオル選びから、実践してみるのもオススメです。

おまけ:クッキングサロンKitchentalkの野菜

昔の私は、目先の価格帯で選んでいて、有機とかオーガニックとかに無縁の人間でした。

しかし料理教室を開いて、来てくださる生徒様にきちんとしたお野菜をお出ししようと考え、友人のつながりで長野の「まごころ・ふれあい農園」さまの野菜を使わせていただいています。

いつも野菜が送られてくる中に『まごころ・ふれあい通信』という生産者さまからのメッセージがあるのですが、A4の紙1枚に、ぎっしりと『まごころ』が込められた文章が書いてあって、何度となく目頭が熱くなったことがあります。
生産者さまの想いを知ってもらいたくて、通ってきてくださる生徒様にも目を通してもらうこともあり、生徒のみなさんも目を潤ませたり、鳥肌が立った!と本当に泡立った腕を見せてくださったりすることがありました。

夏の暑い日も、冬の寒い日も、私たちがカレンダー通りに休んだり、盆暮れ正月で休暇を取ったりする間にも、農産物や生き物を相手にする生産者さまは毎日毎日、畑に出て作業をされています。
しかもそれが、手軽に用いることができる化学肥料を一切使わずに、大地の微生物を想い、野菜を大切にし、それらを口にする私たち消費者を想って『有機で育てる』ことにこだわる姿勢…本当に尊敬しています。

だから私も、野菜を丸ごと使い、捨てる部分はベジブロス(野菜だし)にして極限まで使うことにしています。
感謝と敬意をこめて、これからも大切に使わせていただき、ことあるごとに生徒様にも紹介しようと考えています。

フードロスうんぬんもそうですが、生産者さまの気持ちを考えたら、絶対に無駄にしたくない!!と思うのでした。

いつも、届いた野菜を並べて、大好きなアルパカと集合写真を撮ります。


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