世界人口のうち、30億人が、薪や石炭、木炭、動物の排泄物を調理や暖房に用いているといわれています。
家の中で炭や薪を燃やすと、室内の空気が汚れるため、人々の健康がひどく損なわれてしまうのです。
2012年には430万人が命を落としたという統計もあり、世帯エネルギーとしての可燃燃料使用による屋内空気汚染をいかに防ぐかが課題となっています。
また、現代社会で使用されているエネルギーの多くは石油や石炭、天然ガスなどの温室効果ガスを排出する資源を使って生み出すもので、全世界の温室効果ガス排出量の60%を占めています。
しかも石油や石炭、天然ガスなどは有限なものであり、『持続可能な』エネルギーとはいえず、やがて尽きるものです。
したがって、再生可能なエネルギーが必要で、水力発電や風力発電、バイオマス発電、太陽光発電などの割合を増やしていく必要があります。
環境への負荷を軽減させ、世界中の人がエネルギー供給にあずかることのできる仕組みや技術開発が急がれているのです。
目標7について考えたこと
クリーンエネルギーの開発とか、そのアクセスの確保など、ターゲット1つ1つを見ていると『個人レベルでは何もできない!』と思ってしまいそうですが、実は私たち個人レベルで出来ることはたくさんあります。
そもそもの『エネルギー使用量』の見直しです。
温室効果ガス排出量の6割を占める石油や石炭、天然ガスなどのエネルギー使用の一旦を、私たちの日常生活が負っているのはいうまでもありません。
個々のライフスタイルの省エネは微々たるものかもしれませんが、チリも積もれば、という考えで、個人レベルで省エネライフを実現していくことが必要でしょう。
ゴミを減らすことで、ゴミ処理場で使用するエネルギーが減らせます。
車の使用を公共交通機関に切り替えることで、消費するガソリンが減らせます。
また、盲点なのが『紙』の使い方。
キッチンペーパー、ティッシュ、トイレットペーパー、印刷物、様々なところで無意識に使う紙は、その原料となる木の伐採で二酸化炭素が増え、さらに紙を燃やすときにもエネルギーを使うというダブルパンチです。
私は、過去、クイックルワイパーを重宝していたのですが、いろいろ考えた結果、急ぎでないときは雑巾を使い、相当急ぐときだけクイックルでワイプすることにしました。
そうすると、意外と雑巾で事足りる(ゆとりをもって掃除する)ことが出来るのです。
もちろん、雑巾掛けしたらその雑巾を洗うための水も必要になるので、目標6と合わせて考えると一長一短ですが、ゴミの量が減らせるようになったのは大きな発見でした。
ゴミの量でいうと、スーパーなどでマイバック持参も普及しましたが、薄いビニールも貰わなくしたことで、生ごみの扱いや野菜の保存の仕方も工夫するようになりました。
以上のことから、個人レベルでもエネルギーとの付き合い方を含めたSDGsへの取り組みは出来るように感じます。
みなさんは、普段どのようなことに気を付けていますか??
もし良い方法があったら教えてください♪
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