2月3日。節分ですね。みなさんのおうちでは豆まきをしたり、恵方巻を食べたりしますか?
豆まきは、平安時代に宮中で行われた『追儺(ついな)』という行事が起源とされています。
『季節の変わり目には悪い気が溜まっているので、それを追い払って新しい季節を迎えましょう』という風習で、健やかに暮らすことを祈願していたのですね。
病気や災害などをひき起こす邪気や、形のないもの、目に見えないものを鬼の仕業として見立て、「おには外~!福は内~!」と唱えて豆をぶつけることで、悪いことが起こらないように願います。鬼(=魔)を『滅』するということで、マメ(豆)が用いられたという説もあります。
(私の実家では拾いやすさ重視で、殻付きのピーナッツでした)
さて、仏教では、鬼は人の心に住む煩悩のシンボルとされていたそうです。節分で登場する鬼は5色あり、それぞれ煩悩が決められています。
- 赤鬼=欲望、むさぼり
- 青鬼=悪意、憎悪、怒り
- 黒鬼=愚痴、疑い、矛盾した心、行い
- 緑鬼=怠け・だらけ・悪癖・悪習慣
- 黄鬼=浮ついた心、妄想、甘え
みなさんが追い出したい鬼はいましたか?何色でしたか?
私は、寒くてお布団から出られない冬の朝には緑鬼が棲みついています。笑
健やかに美しく、楽しく歳を重ねる。
そのために、食と心と環境を整える必要性がありますが、こと心に棲む鬼に対して『ありがとう。私はあなたがいなくても大丈夫よ。さようなら』と丁重に別れを切り出すのも1つかなと思います。
あとは笑っていれば福は舞い込んでくるので、そんな感じで明るく穏やかに立春をお迎えください☆
今日もお読み頂き、ありがとうございました。
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