見えぬものでもあるんだよ。

心を整える

今日、インスタグラムの投稿で紹介した詩。

私が好きな詩の一つです。

星とたんぽぽ

青いお空の底ふかく、

海の小石のそのように、

夜がくるまで沈んでる、

昼のお星は眼にみえぬ。

  見えぬけれどもあるんだよ、

  見えぬものでもあるんだよ。

散ってすがれたたんぽぽの、

瓦のすきに、だァまって、

春のくるまでかくれてる、

つよいその根は眼に見えぬ。

  見えぬけれどもあるんだよ。

  見えぬものでもあるんだよ。

『金子みすゞ童謡全集』より

昼間のお星さま、

土の下に張ったタンポポの根っこ、

あとは例えば、自転車のタイヤのチューブ。

結局生えてこなかった私の親知らずの歯。

毎日しているコンタクトレンズの製造工程。

冷蔵庫の裏側のホコリも・・・

見えぬものでもありますね。

そしてもっというと

目の前に並んだ野菜を作って下さった方々の汗、

出荷され小売店に並ぶまでの工程、

焼き魚が、魚として泳いでいた海の景色、

『鶏』が『鶏肉』になるまでの工程、同様に

『豚』も『牛』が生きて殺されるまでの一生、

私たちが出した『ゴミ』が処理されたその先、

今、身に着けている洋服の製造過程、

メディアに取り沙汰されない世界の紛争、

日本でも自然災害の影響で未だに

普段の生活がままならない方々の暮らし、

見えていないけれど確実にあるものに

目を凝らさなければいけないものが

あるのかもしれません。

そして意外と盲点なのは、

今、身の回りにある、

たくさんの愛情や優しさ、小さな幸せ。

1つ1つのことを視野に入れつつ、

感謝しつつ、自分に出来ることをしよう

そう思った今日でした。

今日もお読みいただきまして

ありがとうございました♡

コメント

タイトルとURLをコピーしました