100歳を楽しむ力

レッスンについて

最近、発達心理学について勉強していました。

人生の乳児期から高齢期の8段階に分けて考える

『心理社会的発達段階』というものです。

私は、教師という職業柄13~18歳の

『青年期(前期・後期)』の生徒たちと接する中で

たしかに『自分って一体何者なのか』とか

『孤独にならないための人間関係の築き方』とか

そういう悩みを抱える生徒が少なくなかったと

頷きながら本を読み進めていました。

では、オトナになったらそういう悩みから

さらりと解放されるかというと今度は別の課題が

目の前に立ちはだかります。

仕事、結婚、家庭、子育て、介護、経済的なもの、

そして発達の停滞を乗り越えるためだと言われる

『次世代を育てるための自分の能力の確立』。

IBPとして、ありがたいことに20代から50代の方まで

あらゆる世代の方とお話する機会をいただき、

そのたびに実感してきたことがありました。

それは、

年齢性別問わず、『自己対話』が大切

ということです。

情報過多な社会で、少し検索すればその悩みに対しての

『模範解答的な何か』がきれいに縁どられて出てきて、

あたかもそれを信じて実行さえすれば解決する・・・

ともすると、そういう風に考えてしまいそうになるほど

多種多様で巧妙な情報を得られる現代ですが、

はたしてそれは本当に『今の私』に適しているものか

と立ち止まると、途端に自信がなくなるような気もするのです。

ダイエット法にはじまり、休日の過ごし方、

夏のレジャー情報、家族との接し方、メイク方法などなど

実は人の数だけ正解はあって、しかもその同じ人でも

状況と場合によっては過去に当てはまった正解が今では違う、

となることも珍しいことではないのです。

不登校訪問専門員の資格を取って教師の仕事をしてみたり、

IBPとしてカウンセリングを進めてみたり、そういったことを

重ねていくうちに、そのおひとりおひとりに合った

パーソナルな生き方を引き出すことの重要性を体感しました。

そして、そこに必要不可欠なのは『対話』です。

教育現場で聴くことの重要性を身に染みて感じてきたからこそ、

自身が開業届を出すにあたり屋号を『Kitchentalk』と名付けるほど

対話型料理教室として、対話は、ずっと大事にしてきた軸なのです。

IBDを学んだ先にも、冒頭に述べたライフステージの段階によって

私たちは、将来への不安が尽きることはなかなかありません。

老年期には生涯発達心理学でいうところの「統合」という

自分の人生と老いを受け入れる課題の壁が待っています。

(この統合に失敗すると『絶望』になるそうです。)

厚生労働省の老年期の自殺の原因を見ても、この点が深刻で、

避けたいことの1つです。

だからこそ、『健やかに美しく、楽しく歳を重ねること』

すなわち、自分と向き合い将来に不安がなくなる、

10年後、20年後、50年後のご自身のイメージが

今よりもっと具体的にしていくこと、そして考えられるリスクを

今、選択する行動で、極力回避していくこと。

それこそが私が構築するNEOヘルシーエイジングの講座の

成せることかなと、強く思ったのでした。

人生100年時代。

身も心も健康寿命を実現させて、

楽しいおばあちゃんになる!!!

それを全て解決していく方法を今必死に体系化しています。

老年期、みなさんはご自身のどんな姿を思い浮かべますか。

そして、どんな姿でいられる自信がありますか。

私は、昔、死を迎えること以上に、どう死ぬのか、

不安で不安で仕方がない時期がありました。

でも、不安を解消するためにいろいろ学んだり

具体的に逆算した生き方を、今、重ねていくことで

大丈夫かな、と思えるようになりました。

だから同様に老いていくことに悩ましく思う方、

加齢にポジティブなイメージを抱けない方、

出来るだけ介護されることは避けたい方、

そういう方のお悩みに寄り添って、学びを共有して

不安を払拭していきたいと思っています。

今が一番若くて、今が一番経験豊富。

今の私ができるのは、できるだけ多くの知識を深めて

より実践レベルでご提案できるように形にすることです。

何より自分自身も元気でいなければいけないですね。

東京ディズニーランドと同い年の私は、

二十歳の時に20周年、35歳の時に35周年の

ディズニーランドに遊びに行きました。

願わくば、50周年、100周年のディズニーを楽しめる

そんな自分でいたいと思います♪

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