腸活初心者さんにオススメな発酵調味料についてシリーズで書いています♪
今回は、料理からスイーツまで可能性が無限大な『みりん』について紹介します。
この記事を読むと、みりんが持つ健康効果や調理の際の役割、選び方などが分かります♪
みりんのパワー ~満足度を高めるヘルシージャンクの立役者~
みりんの嬉しい効果
みりんは、焼酎に蒸したもち米と米麹を加え、熟成させて絞ったもので、和食に欠かせない発酵調味料の1つです。
そんなみりんの栄養効果は、以下の通りです。
- イソマルオリゴ糖・・・みりんの中に含まれる糖類の1つで、善玉菌のエサとなって腸内環境を整え、便秘や大腸がんを予防してくれます。
- アミノ酸・・・みりんには、グルタミン酸、ロイシン、アスパラギン酸などのアミノ酸が含まれています。
グルタミン酸は、脳や神経系統の働きを助けたり、潰瘍の傷の修復を担ってくれます。
ロイシンは、肝機能を高め筋肉を強化してくれるもので、アスパラギン酸はエネルギー代謝を促進してくれるので、疲労回復やダイエット効果の味方となります。 - フェルラ酸・・・ポリフェノールの一種で、玄米にも含まれる成分です。これは、抗酸化作用や美白効果、脳の認知機能改善や高血圧の予防効果などが期待できます。エイジレスケアに嬉しい成分ですね。
上記は栄養素的な効果ですが、調理する際の効果として以下のものが挙げられます。
- 料理に甘味と旨味をプラスするため、煮物などで使える。
- 糖分とアルコールによる、でんぷんの流出抑制効果で野菜の煮崩れを防ぐ。(砂糖にはない効果)
- 臭み消しとして用いることで、肉や魚の下ごしらえとして使える。
- シロップ状になるまで火にかける『煮切りみりん』として、お菓子作りに使える。
- 上品でまろやかな甘味とコクがあるため、料理の隠し味として使える。
腸が喜ぶ、みりんの選び方
上記のような栄養効果を発揮するみりんは、やはり『発酵の過程を経たもの』です。
それではそもそも、みりんにはどんな種類があるでしょうか。以下にまとめてみました。
- 本みりん・・・もち米、米麹、アルコール(焼酎)から造られたもの。40日から数年ほどかけて糖化・熟成させる間に、麹の働きでもち米のでんぷんやたんぱく質が分解され、上記の効果を発揮するものとなります。
ちなみに本みりんはアルコール分が約14%ほどあり、お酒の一種とされているものです。 - 発酵調味料(料理酒)・・・もち米、米麹、アルコールを発酵させたあと、塩などを加えたもの。塩分が2%程度含まれているため、料理で用いる際には味付けで塩分調整が必要となります。
- みりん風調味料・・・ブドウ糖や水あめなどの糖類に、うまみ成分のグルタミン酸や香料、酸味料などを加え本みりんに似せたもの。発酵や熟成を経ていないため発酵調味料とは呼べず、残念ながら上記の効果は期待できません。
腸が喜ぶ本みりんを購入する際の見分け方としては、ボトルのラベルに『本みりん』と書いてあれば、OKです。
原材料を細かくチェックする必要のある醤油や味噌、酢と異なり、発酵していないものは『みりん風調味料』と丁寧に書かれているため、一目瞭然ですね♪
かくいう私も、比較的安価なみりん風調味料を使っていたのですが、本みりんを試しに買って使ってみたところ、コクと旨味、独特な甘味に一目ぼれ(一味ぼれ?)しました。
私が本みりんを重宝するのは、味や栄養面だけでなく、低GI値という点もあります。白砂糖がGI値100なのに対して、本みりんはおよそ15といわれており、食後の血糖値上昇がゆるやかなのが魅力なのです。
本みりんとみりん風調味料の数百円の価格の差を気にして、安価なみりん風調味料を選んで使い続け、結果としてシミ・シワ改善のための化粧品を購入するのではコスパも悪いと思うのです。
他の調味料も同様ですが、余計なものが添加されていない、本物の発酵調味料は腸を守ってくれます。
いわゆる「料理のさしすせそ」で、砂糖は欠かせないものという固定概念がありましたが、砂糖を使うことで血糖値の上昇が心配になる方は、砂糖の代わりに本みりんを使うことをオススメします♪
まとめ&私のオススメ
いろいろ書きましたが、みりんを購入する際のコツとしては以下の2点です。
- 材料がシンプル(もち米、米麹、焼酎)
- ラベルに『本みりん』と記載されたもの。
私が普段使用している本みりんは、こちらです。王道の三河みりんです。そのままでも呑めるおいしさ♪
おまけ:プラスチックごみを出さない調味料選び
本サイトのコンセプトは、『自分も地球も整えて、楽しく歳を重ねていくこと』です。上記のように、発酵調味料をしっかりと見極めて購入することで、ご自身や大事なご家族の健康を守り、病を回避することにつながると思うのです。
それでは、地球を整えるという点ではどうでしょうか。私は、調味料を選ぶときに、プラスチックに入ったものではなく、瓶に入ったものを選ぶようにしています。
『プラスチック製品はリサイクルできるから、じゃんじゃん使っても問題ない』と考えていたのですが、実はそうでもなくて、プラスチック製品の生産量に、リサイクルされる量が追い付かなければ結局新たに作りだされるのですよね。
であれば、地球を整える上でプラゴミの排出を減らすためにも『選ばない』工夫ができると思うのです。
しかも、本物の調味料を選び始めて気づいたのは、安価な『非・発酵調味料』ほど、ペットボトルに入っている率が高い!でも、それはそうですよね。
大量生産してコストを抑えるなら、ガラス瓶ではなくペットボトルに詰めた方が量産が叶い、輸送コストも抑えられるのです。みりん風調味料が安い理由の1つだと言えそうです。
そう考えたときに、本物の伝統的な発酵調味料を作ってくださっている日本全国の生産者様を応援し、次世代につないでいくことも含め、やはり『何を購入するか』『何を口にするか』をお伝えしていきたいと思いました♪
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